トラブルになりやすい話し方 特徴と変え方

今回は当教室に通われた方で、トラブルに合いやすい悩みがあった方について、その原因と改善方法をお話していきたいと思います。

トラブルになりやすい話し方

その方の場合、元々は声の小ささが気になって通い始められた方なのですが控えめな性格の方で嫌なことを押し付けられたり自分だけ叱られやすいということも悩みだったようです。

 

お話と声を聞いていて、声を引っ込めて出すクセがありボソボソと聞こえるので聞き取りにくく弱気に見える特徴がありました。

弱く見えると強く出てくる人が居る

ビジネスの場だと特にそうなのですが、弱気に見えると強く当たる人が一定数居ます。

 

そういう方が居ると強く出られて理不尽を押し付けられたりクレームをつけてくるようなことが増えてとても負担がかかって大変です。

 

対策として、強い気持ちを持たなきゃとか語気を荒げてやり返せばなど考えがちなのですが、強い気持ちを持つというのはとても大変なことですし言葉を強くしてやり返せば喧嘩になってしまいます。それよりも言葉の音としての存在感を高めることが何よりも近道になります。

存在感はあるけれどきつく聞こえない声の出し方

強く出すというと怒鳴るような声がイメージされるかもしれませんが、当教室ではしっかりと息の乗った音として存在感のある声の出し方を練習していきます。

 

よく声は楽器に例えられるのですが、バイオリンをただ力任せに弾いてもギーギーガーガーと不快な音が出ます。

 

これが怒鳴る時の声の出し方で力が入って喉から無理やり出しているので相手にとって不快な音となり喧嘩、トラブルに結びつきやすい声になってしまいます。

 

逆に、バイオリンで言うなら響くきれいな音が出る状態は体から力が抜けていて音が響きやすい状態で適切な力で息が送られていると響き渡るような声となります。

 

これが出せると音として存在感はあるので聞きやすく快感音なので話が良い方向で通りやすくなります。

 

また、しっかりしている説得力があると思われるため弱いと思って強く出るような人も強く当たってこない場面が増えていきます。

言う言葉の内容より、まず声の出し方

みなさんトラブルになったとき言葉の内容を反省されて、こういう言葉で返せばよかったんじゃないかと考えがちなのですが多くの場合、内容よりも言った時の声の印象でトラブルになっていることが多いのです。

 

例え言葉が多少間違っていてもしっかり落ち着いて言っていたとか、こちらの話をちゃんと理解して優しく返してくれていた、などという印象の部分が正しく伝わっていればトラブルにならないですし、相手も落ち着いて会話をしていけるようになります。

 

優しい印象の話し方、落ち着いて聞こえる話し方というのは、別に産まれた時から決まっているわけではなく練習でいくらでも身につけていけますし、練習していくことで自分の意図を正しく相手に伝える力として身についていきます。

 

声は物理的な要素で出るものなので運動、スポーツと同じものです。ボールを投げるにも力任せだと飛ばないからこういう風に動かすともっと早くなるんだなという練習をするように思ったように体が動かせると意図通り望みに近い印象で話をしていける力がついていきます。

 

こういった練習をして、どうやったら自分は説得力のある声が出せるのか、良い印象で話すにはこういう力の使い方だなというふうに物理的な練習をしていき、良いクセをつけていくという練習をしていきました。

 

そうすると、いままでトラブルが多かった職場でいじめられるようなことが一気に無くなっていき、とても楽になったとその方はおっしゃっていました。

 

その方の場合は、声がしっかり通り印象を思った形で伝えられる力をつけるというのが重要な練習となりましたが、個人個人で必要な力、必要な練習は違ってきます。

 

その方を見て、その方の望みを聞いて、その方が一番力を発揮できるようになるにはどうしたらいいかを考えた練習を行っていくのが堀口メソッドボイススクールの特徴です。

 

無料の体験レッスンを感染対策を施した小金井教室での対面形式、ZOOMを使ったオンライン形式、両方で行っています。

 

来られる方は対面形式の方が色々なクセも見れるので効果は高いのでオススメですが、オンラインでも実績を積みかなり近いクオリティでレッスンを行えるようになってきました。ご希望の形式を添えてぜひ電話やお問い合わせフォームからご予約いただき、変化の感じられるレッスンをご体験ください。

 

東京の話し方教室 堀口メソッドボイススクール

著者 堀口 明保 >>詳細はこちら