今回は緊張しないための方法について話をしていきたいと思います。
気持ちから変えるのは難しい
緊張しないためには、というと気持ちの問題だから気合でなんとかしようとか
精神を強くしようということから考えがちですがそれはとても難しいことです。
何から変えるかというと”話し方”から変えることが一番の近道です。
緊張してしまうという方は緊張しやすい話し方をされている方がとても多いです。
どういう話し方かというと、力が入って息が詰まりやすく早口でなるべく早く終わらせようとする話し方です。
肩に力を入れたり休み無く早口を言ってみると体感出来ると思いますがそれをするだけで息が上がってきて苦しい緊張した時のような状態になると思います。
まず、この話し方を変えることが第一歩になります。
呼吸から変える
ではどこから変えたらいいでしょうか。
簡単なのは呼吸を変えることです。
長く息が吐けて、ゆっくりと息を吸える状態を作るとそれだけで体から力が抜けた状態が作れていると思います。
この状態を作ると、体はリラックスしているので落ち着いた気持ちに徐々に近づいていきます。
さらにそのまま話が出来るように、この息が長い状態で声を出す練習をしていきます。
声を出そうとすると力が入ってしまう方がとても多いのですが、力を入れなくても十分声が出せることを確認していくことでまず体の状態として落ち着いて声が出せる、話せるというクセをつけていくのです。
声を出して練習をする
落ち着いた状態で声が出せても実際の場面でそれが活かせなければ意味がありません。
この状態で実際の場面で話せるように練習をしていくことが大切です。
しかし、話をする時、力を抜いて力を抜いてと考えながら話すことは難しいですし、そうすると内容も飛んでむしろ力が入ってしまいます。
最初の一文だけでもいいですので力が抜けた、呼吸の深い状態で話が出来るよう練習をして実際の場面では内容に集中して話をしていくことと力を発揮しやすくなります。
人前でスピーチをする際、内容の確認、話することを暗記しなきゃという風に直前練習する方が多いのですが、それよりもまず落ち着いて最初の一言を言えるように、声が出せたら小さな声でも、出せなかったら口を動かすだけでもいいですので最初の一言を息をついて休みながら言えるようにしておきます。
そうすると最初にいい流れが作れてしばらくは落ち着いて見える状態で話をしていけます。
長いスピーチですと、どんどん力が入り、どんどん早くなっていくでしょうから、途中で仕切り直しができるよう、落ち着いて言える言葉を作っておくのもいい方法です。
このように、まず話をする形から変えていくと最初は緊張するという気持ちは変わらないと思いますが、案外しっかり言えたな、とか、周囲から落ち着いて話せていたねなど評価が変わっていきます。
結果的にそういう場面で緊張していても自分は話せるんだなという自信に変わっていきます。
このように気持ちから変えるのではなく形から変えていくと結果がついていきますし、形の変化なので、ああもっと息がつけていれば、力を抜くポイントをもっと作ればよかったなど、次に繋がる力のつけ方も見えてきます。
よく緊張しないために、武者修行のように場数をこなして成長しようと言う考えがあるのですが、これは成長するための方法、自分の話をするときのクセが分からなければ、ただただ失敗して次はもっと気合を入れなきゃという次に繋がらない精神論や下手したら”やっぱり自分はダメなんだ”という負のスパイラルに陥ってしまう事が非常に多いです。
最初に当校で自分のクセ、成長するためにつけたい力が分かった状態を作り、そこから力試しのように人前で話をしていくと成長する、次に繋がる力になっていきます。
このように当校ではその方の特徴を見て、力のつくレッスンを行っています。
それが感じられる無料体験レッスンもマンツーマンで行っているので、是非問い合わせフォームからご予約ください。
現在、感染対策のため対面形式でのレッスンは小金井教室のみとなっていますがZOOMを使ったオンラインレッスンも行っていますのでご希望の形式も添えてご連絡いただけるとスムーズにご予約できます。
堀口メソッドボイススクール