挨拶が苦手な方に_会話、コミュニケーション力がつく話し方トレーニング

当校でレッスンを受けている方であいさつに苦手意識がある方はとても多いです。

おはようございます、と言って返ってこなかったらどうしよう。急に話しかけるのは迷惑じゃないか…

などと、あいさつを控えてしまう理由はたくさんあります。

 

私自身、以前は気軽にあいさつをすることに苦手意識がありましたし、いまだに少しハードルを乗り越えるような感覚であいさつをする場面もあります。

挨拶をする意味は?

挨拶をすると何が変わるでしょう。

先ほど、あいさつを控えてしまう理由として迷惑に思われるんじゃないかという要素を挙げましたが、少し視点を変えて、自分が”おはようございます”と声をかけられる場面を思い浮かべてください。善意や好意を感じられる言い方だったら嫌に感じることは無いと思います。

挨拶を受けてちゃんと返せるかとか、その後のことを考えたら不安に感じる要素もあるかもしれませんが少なくとも良い挨拶をされてその人へマイナスの印象を受けることはないのです。

この良い印象を相手に与えられるというのが挨拶をすることの最大の意味です。

 

当校に通われている方で、違う部署の人で朝、あいさつをしていただけの関係の人と話す機会があった時、すごく好印象を持っている事を話してくれたという事を教えていただけました。その方は、朝のあいさつで明るく言えるか、良い声で挨拶出来るかで自分の調子を整えることを目的にやっていただけなのに、思いもしない評価をしてもらってとても嬉しかったと感じたそうです。

このように朝の挨拶というひと手間をしていただけで、良い人間関係の構築に結び付いていくこともあるのです。

 

あいさつをすることは、あいさつという内容をあまり考えなくていい数文字の言葉を言うだけで、自分の印象を良くしていけるというとてもお得な行動です。

 

まずはこのように、あいさつに対して自分が前向きになれる要素を見つけていけるようにしていくのが重要です。

挨拶をして返ってくるかとかどう思われるかという自分への見返りを意識してしまうと後ろ向きになってしまうので、元気、明るい、優しい、しっかりしているなど自分の出したい印象であいさつ出来たかな?というように、自分の調子を整える声出しという目的が持てるようになると挨拶しやすくなりますし、自分の出したい印象というのは良い印象に繋がるものです。

結果的には良い印象をまわりに与えられるよう変わっていけるのです。

 

周りの環境が元気のない人が多いとか、暗いという場所ですと、周りと流れが違うあいさつはしにくいかもしれません。しかし、同じように返してもらわなくていいという気持ちで自分から変えていくと、少しづつ周りの環境が変わっていくこともあります。

周りは変えられませんが自分が変わる事で変化が起きることはたくさんあります。

 

当校では特にこのあいさつを自分の望んだ印象で言えるようにする練習を行うことが多いです。

自分の印象は固定化されていて変えられないんだと思っている方も、少し練習をするだけで明るい印象や優しい印象、しっかりした印象で挨拶していけることを感じていただけるからです。

話す言葉全てを自分の望んだ印象で話すには、かなり練習が必要ですが簡単な言葉ならすぐに思った方向へ変えていけます。

印象は声の出し方、口の動かし方で大きく変わるので、その方のクセや目指したい方向を伺って、適した練習さえ行っていけば望む方向へ簡単にすぐ変わっていけるからです。

 

このように自分の望んだ方向に変わっていくための試しの場として挨拶を活用していくというのも、とてもおすすめの自分を高めるモチベーションの持ち方です。

挨拶は会話の入口

良い印象であいさつが出来るようになったけど会話が苦手という方には挨拶と会話の練習をしていただいています。

挨拶プラス一言を言えるようになると、会話のきっかけを作りやすくなるからです。

 

例えば、こんにちはだけで終わっていた所を、こんにちは、今日も暑いですねー、というようにプラス一言出来ると、そこから会話をスムーズにしていくきっかけに出来ます。

これも練習していって、暑いという話でどんな話が出来るかや、相手の反応に合わせてどんな話題の広げ方が出来るかといった技術を身に付けていき、話しかけたらちゃんと会話をしていけるんだという自信をつけられる練習をしています。

 

会話というのは想定通りの答えが返ってくることはそんなに無いですし、基本的には思いもよらない方向へ展開していくものなので練習したことそのままは話すことはないでしょう。

しかし話しかけてこう言ったら会話が広げやすいということを自分で確認しながら身に付けていけると応用力がついていき、準備したような会話はもちろん、パッと来た会話でも答える余裕や話をするための自信を身に付けていけます。

 

このように挨拶の練習というのは会話力、コミュニケーション能力を身に付けるうえで基礎力になり、実際の場面でも使いやすい自信のつけられる練習です。

特に当校ではその方のお話をしっかりと伺い、話を思いつきやすいように、話を構成しやすいようにその方の特徴に合わせたトレーニングをしていますので、どなたでも実力をつけられると自負しております。

 

会話が苦手という方で多いのは、自分の話は面白くないとか上手く言えない人間なんだと思い込んでいる方です。

生まれながらのセンスで変えられるものじゃないと思っている方が多いのですが、正しく適切に練習をしていけば自分が話をする際のクセや特徴がわかり、確実に上達していける技術です。

当校のノウハウでどんな方でもその方が望む方向に確実に成長していけるようお手伝いをさせていただいています。

 

どんなレッスンをしていくか、どう変わっていけるかを感じられる体験レッスンを無料で行っています。

お一人お一人から話を伺ってレッスンしていますので予約制です。

小金井教室での対面レッスンの他、ZOOMを使ったオンラインレッスンも行っているのでどなたでも受講可能です。

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東京の話し方教室 堀口メソッドボイススクール

著者 堀口 明保

昭和55年生まれ。玉川大学卒業。話し方教室講師および産業カウンセラー(社団法人日本カウンセラー協会認定)。コミュニケーションこそあらゆる業種の仕事にかかわらず、生活の根幹を占めるものと認識。さらに、その中で最も重要なものが話し方にあると考える。一般社団法人「日本コミュニケーション技能協会」代表。

2007年より堀口メソッドボイススクールで講師に従事し10代から80代まで、様々な年齢の方々の悩み(声が小さい、加齢とともに枯れるなど)に対応し、改善してきた実績を持つ。