面談や面接があるがちゃんと話せるか不安で、という事で当教室を受講される方も大勢いらっしゃいます。
面談、面接を受ける側もいらっしゃいますが面談をする側の方もいらっしゃいます。
面接面談はどちらの立場でもしっかり話して、ちゃんと伝わる形で伝えなければいけないという難易度の高い大変なものです。
しかも、その方その方にとって苦手な部分も違い、自分だけの練習では気付けず改善しにくいことが多く、単純に暗記するような練習では上手くいかないことがほとんどです。
ですが、どんな苦手も適切なトレーニングをすれば改善していけるものです。
今回は当校で受講された方がどのようなレッスンを受けて改善していけたかをお話していきます。
守秘義務もありますので具体的な名称などは挙げませんが、どういう練習で変わっていけて実力アップに繋げられたかを感じていただけたらと思います。
緊張して話せなくなってしまう
その方の場合、より高度な職場に転職するための面接を受ける予定があるけれど、面接になると緊張してしまい言おうとしたことが全然言えなくなってしまうのが怖いということで受講されました。
お話を伺い、実際に面接で話すことを言っていただくと、すごく早口になりやすいことと、覚えたことを間違えずに言わなければならないという気持ちが強く、固く応用が効きにくい印象を受けました。
レッスンを重ねて、腹式呼吸や話をする際の間の取り方をその方の肺活量、話し方のクセに合わせられるようにトレーニングしていただき、落ち着いて穏やかな人のように聞こえる話し方に変わられていきました。
この”ように聞こえる話し方”というのがとても大切で、その方はお話していくととてもしっかりとしていて穏やかな方だったのですが、最初レッスンを受ける前に面接を意識して話していただいた印象では厳しく融通がきかなそうな方に見えかねない印象でとても勿体なく感じました。
そのため、その方が本来持っている個性を正しい評価につながる形で伝わるように指導させていただき、とても良い話し方が出来るようになられていきました。
さらにその状態で実際に話す内容をより良くしていく練習をしました。
その方は、憧れの職場に入りたいという気持ちが強くあったのですが、その為に作り上げた文章を完全に暗記して言わなければという固定概念が強くありました。
しかし、そのままだとただ暗記したことを言っているだけになり、その方が入りたいという強い気持ちが全く伝わらない話し方になってしまっていました。
練習として志望動機や自己PRの意味や具体例を意識していただきました。
今までの仕事の中でこういう出来事があってここに入ろうと思った、であったり、自分の能力開発のためにこういうことをしていてどういう成果があったかなど、質問をしてお話していただくと、どんどん話が出てきて思いが伝わる言い方が出来るようになっていかれました。
お話をしていただくことで、暗記からずれてもちゃんと言葉が出てくることや、伝わる言い方が出来ていることにも自信を持っていっていただけるようになったのです。
その結果、見事転職に成功されて、最初はダメもとで夢のために受けようと思っていた職場に採用されてとても嬉しいという報告をいただけました。
面談で部下に指摘をしなければならないとき
その方は元々当校には、声が通らなく話しづらいということで受講された方でした。
レッスンを通じ声が通り話しやすく喋れるようになったのですが、部下に面談で問題点の指摘を指摘するのが特に苦手という話になり、そこに向けたトレーニングをさせていただきました。
面談を意識してお話していただくと、少し冷たく厳しく聞こえる話し方になってらっしゃったので、そこを改善していただけるようレッスンをしていきました。
その方の場合、理系出身で論理的に話すのは得意だけれど共感できるような話し方がどうしても出来ないということでしたので、その部下の方の評価できる点を表現を入れて伝えるトレーニングからしていただきました。
お話していると、とても分析力も観察する力も高い方でしたので、部下の方の評価点や認めている所をお聞きしたら、すぐに見つけて話されていたのでそれを伝わる形で言えるように練習していただきました。
良い部分を伝えるというのは言いやすいです。しかし、当然分かっているだろうという思い込みや恥ずかしさなどで中々出来ていない方が多いのです。
その方の場合、伝えようとした際、表情が硬かったり抑揚が小さく感じられたので、表現を入れられるよう表情の筋トレや声量のコントロールなどの練習をしていき、感情表現の技術が向上されていきました。
これが出来ると問題点を指摘する時、部下の方に評価している事、理解していることを伝えた上で向上していくための問題点を言うという形になるので、とても言いやすく、かつ部下の方にも理解し共感されやすい伝え方が出来ます。
その方は練習の結果、面談で楽に問題点が伝えられたようです。
2週間後に面接がある
その方が2週間後に面接があるけれど、ちゃんと話せる自信がないということで受講されました。
日程的に受講回数が限られているので、その中で一番効果的な練習をということでしたので、内容面よりも声の出し方、話し方のコツを中心にレッスンさせていただきました。
緊張しやすいことや、相手を怖いと感じると萎縮してしまい話せなくなってしまうということがお悩みでしたので、落ち着いて話すための呼吸や間の取り方、お腹を使い存在感のある自信を感じる声の出し方を中心に練習していただきました。
相手が怖いと萎縮してしまう、怒られると話せなくなってしまうという方で多いのが、控えめな表現にしすぎてしまうという方です。
自信が無いように聞こえると強く出て威嚇するような話し方をされる方が残念なことに世の中にはいらっしゃいます。
そのため、お腹から声を出して話す練習を通じて、落ち着いて自信を持って話す声の出し方、話し方を練習して、面接で答えるようなこと、話すようなことで実戦練習をしていくことで、面接の場面、グループ面接の場面でだけはしっかりとした印象で話せるようにと練習していただきました。
怒られてしまうと、ビックリしますし萎縮してしまうものです。
これを変えようというのは難しいことです。私もそういった場面では萎縮してしまうと思います。
しかし、萎縮した状態でも落ち着いて話しているように聞こえる声の出し方、冷静に対応しているように聞こえる話し方は練習で培って身に付けていくことが出来ます。
質問に答える時の間の取り方、落ち着いて答えるための呼吸の仕方を意識して答えていただき、その録音を聞いていただくことで、自信があるように答えられている事、落ち着いて考える間が十分とれることを確認していただき、自信をつけていっていただきました。
その方は2週間後の面接に落ち着いて挑むことが出来たとおっしゃっていただけました。
このように当校ではその方その方の要望、状態に合わせて実力のつくトレーニングをしています。
話すということに必要なスキルはたくさんありますが、その方にとって必要なスキルは違いますし、何よりも必要と感じられなかったり自分には無理と思ってしまうと中々身に付けられないからです。
話すことは楽と感じられるように変われたり、自分の言う事はちゃんと伝わるという自信をつけられるようになると、その方の才能や可能性を大きく広げられます。
私はそのお手伝いをさせていただければと常に考えてレッスンをさせていただいています。
どうレッスンをしていくか、どう変わっていけるかを感じられる体験レッスンを無料で行っています。
お一人お一人から話を伺ってレッスンしていますので予約制です。
小金井教室での対面レッスンの他、ZOOMを使ったオンラインレッスンも行っているのでどなたでも受講可能です。
お電話や問い合わせフォームからご予約ください。
![]() | 東京の話し方教室 堀口メソッドボイススクール 著者 堀口 明保 昭和55年生まれ。玉川大学卒業。話し方教室講師および産業カウンセラー(社団法人日本カウンセラー協会認定)。コミュニケーションこそあらゆる業種の仕事にかかわらず、生活の根幹を占めるものと認識。さらに、その中で最も重要なものが話し方にあると考える。一般社団法人「日本コミュニケーション技能協会」代表。 2007年より堀口メソッドボイススクールで講師に従事し10代から80代まで、様々な年齢の方々の悩み(声が小さい、加齢とともに枯れるなど)に対応し、改善してきた実績を持つ。 |