ビジネスでやる気にさせる話し方のコツ3

ビジネスでやる気にさせる話し方のコツとは

人間は知らず知らずのうちに、相手の悪い部分やダメな部分に気づく癖がついてしまっている、という話をしてきました。いかに良いところを見つけられるか、そしてそれをいかに表現できるかはとても大きなポイントです。トップセールスマンと売れないセールスマンとの違いは、世間話をするかどうかだとよく言われます。下手な営業マンは世間話はほとんどしないで、すぐに仕事の話をするわけです。ところが、人間関係は仕事の話では築けないのですね。そしてさらにトップセールスマンは相手と出会ってから、すぐに良い所を観察して見つけ出す、そしてそれを具体的に表現していきながら人間関係をつくりあげていくのです。

教室に来られる方の中で、学校の先生がかなり多く受講されています。その先生がたにすすめているレッスン内容が授業科目の内容より、授業中に行う雑談の練習をすること。これが上手にできるようになったら、生徒との信頼関係が増して成績が上がった、という例も多いのです。

ある会社で役員をされている方がレッスンに来られました。やはり部下をやる気にさせたい、ということでした。その方に実際に日頃部下に話すように、シュミレーションしてお話しをしてもらったところ、とても分かりやすい言葉で良く話をされているのですが、どこか自信が無い話し方なのです。同じ言葉でも自信を持って話すのか、そうでないのかで全く違ってしまいます。この「自信を持った話し方」ができるように集中してレッスンを重ねていったところ、部下の自分に対する姿勢が全く変わった、とのことでした。

このように、単なる「言葉」だけでなく、「どのように話す」のかが、大きく差をつけていきます。

東京 小金井・吉祥寺の話し方教室 堀口メソッドボイススクール