叱る時の話し方のコツ
ある著名人の講演会で「叱る」ことと「怒る」ことの違いを聞いたことがあります。
「叱る」というのは、相手のことを思って「改善」してあげたいために話して聞かせること。
それに対して、「怒る」というのは、ただ怒りの感情のままに相手にぶつけることだそうです。
そうはわかっていても怒った勢いのまま、きつい言葉を発してしまい、後々「言わなければ良かった」と、後悔することも多いのではないでしょうか?
そんなときに良い、話し方のコツはないでしょうか?
まずは、「言いすぎてごめんなさいね」と、素直にあやまってしまうのが一番。
自分の本当の思いはどんなものだったのかを落ち着いて伝えましょう。
何か事が起こったとき、慌てずに一呼吸置くか置かないかで大きな違いがでてくるようです。
一呼吸おくことで一旦ぐるりと考えが脳をめぐり、判断を下したうえでの言葉を発せられます。
ところがそれがないと脳を通過することなく、感情のままに言葉が出てしまいます。
ちゃんと判断を下した後での話し方と、感情のままの話し方では全く異なってしまうのは想像がつくと思います。
瞬間的につい言葉が出てしまう悩みを持つ方には、呼吸法や発声法と共に「間をとって話す落ち着いた話し方」の練習をすることでかなりの効果があります。
日ごろから「自分の思いをきちんと伝えられる」話し方ができるかどうか、それがまさにコツにもなります。
ちょっとしたコツをつかむことで、叱り方もずいぶんと違ってくるようです
東京 小金井 吉祥寺の話し方教室 堀口メソッドボイススクール