話し方のコツ 相手に伝わる話の構成法

急なスピーチを頼まれたら

結婚式に呼ばれたとき、あるいは何かの会で「自己紹介してください」と急に言われた、そんな経験は誰でもあるはず。 いったい何をしゃべったらいいのだろう、と考えると、やたら緊張してパニックになることはありませんか?

急にスピーチをしなくてはならない時、簡単に話をまとめられる方法を知っておくと便利です。

話の構成法には起承転結や、時間軸に沿って話す法などさまざまありますが、
最もやりやすいのはテーマとテーマの間に話の内容を入れる方法です。

まずテーマを決める

「何について話そうか」と、テーマをまずは決めましょう。

様々な事柄が浮かんでくるでしょうが、あれもこれも言おう、と思うのが失敗のもと。

その中から「これだ」と思うものを1つにしぼりましょう。

あとはいっぱい浮かぶかもしれませんが、思いきって捨ててしまうことです。

話をするにも「断捨離」が必要なのですね。

「趣味」について、というテーマに決めたとしましょう。

話し方では最初と最後が肝心

例えば「私の趣味について話します」とテーマをのべたら、
最後にまた「私の趣味について話をしました。有難うございました」と繰り返すのです。
話は出だしと最後のまとめが意外にやっかいなのですが、これだと単純でわかりやすい。

また最初と最後のゴールが決まっているので話も脇にそれにくい、
テーマがはっきりわかって聞きやすい、などのメリットがあります。

ただビジネスの場では最初に結論を述べ、
その後にその結論にいたった理由を述べる、という構成が好まれる場合も多いようです。