話し方のコツ 婚活会話術 婚活での話し方とは?
一般的になってきた婚活
ひと昔前は「婚活をするのは特殊で少数」というイメージがありました。ほとんどの人が恋愛か、世話好きの知人によるお見合いで結婚に至っていたからです。ところが今は「婚活」というのは非常に一般的になってきました。ある知人は恋愛している相手がいるにも関わらず、結婚相談所に登録し、婚活の相手と結婚をすることになりました。なぜかと聞くと、「収入や家族の状況が良いから」というのです。それだけドライな時代、ということでしょうか?
婚活になると会話がうまくできない人
さて、そうした中で婚活で重要なのが会話術ということになります。私どもの教室にも「今度、婚活をすることになった。婚活での話し方や会話術を教えてほしい」という方が多く見えられます。その中には会社では非常にコミュニケーション能力も高く、会話もスムーズにこなしている、でも何故か「婚活」だととたんにダメになってしまう、という方も多いのです。基本的には「婚活での会話や話し方」も普段の生活の中での「会話や話し方」も変わりません。ではなぜ「婚活での会話」だと不得意になってしまうのでしょうか?
テクニック以上に大きい意識の向け方
私がある師匠のもとに「話し方」の修行をしていた時期があったのですが、その時によく師匠から言われたことが、「自分に意識の矢を向けるな」でした。どういうことかというと、例えばある会場でセミナーや講演を行う時、「自分はどう思われるだろうか?」とか、「私はうまく話ができるだろうか?」と、自分に意識の矢を向けると、絶対に良いスピーチはできない、というのです。これは本当です!
ではどうすれば良いのかというと、クルリとその矢を会場のお客様の方に向けなさい、というのです。「この人たちが自分の話で元気になってくれたらいいな」とか、「この人たちが私の話で幸せになってくれたらいいな」など。相手の方に意識の矢を向ける努力をしなさい、というのです。この教訓は何もセミナーや講演会に限らず、1対1で接する時にも全く同じ原理が働きます。しかし、不思議なことに、この意識の矢の向け方は訓練によってちゃんと方向転換できるのです。方向をクルリと変えると、びっくりするほどうまくいくものです。
そしてまさに「婚活」ではこの矢が完全に自分に向いてしまう人が多いようです。会社の中では意識していないのに、婚活となると(相手に良く思われたい)意識が異常に高まりうまくいかなくなってしまうわけです。もちろん婚活特有の会話の持って行き方や細かい会話術はありますが、根本的に、こうした意識が働いてしまうことが多いようです。細かいテクニック以上に、こうした意識の持っていき方は、大きな効果を発揮します。
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