話し方のコツ 「今」にある大きなエネルギー

「今」はすごいエネルギーを持っている

話し方や話し言葉にはエネルギーがある

話す声にエネルギーを感じるという方は多くいます。

 

それと同じく、話し方や話し言葉にはプラスのエネルギー、マイナスのエネルギー、また大きい、小さいなどさまざまあるのです。

 

中でも「今」という言葉には大きなエネルギーがあります。こうしたものを、話し方の中に取り入れて考えてみると説得力のある話し方ができるものです。

話し方のコツ 「今」の言葉のエネルギー実験

こんなおもしろい実験があります。

 

椅子に座っている人に向かって「立って下さい」と、号令をかけます。するとゾロゾロと皆さんたちあがります。

 

今度は同じように「今立って下さい」と、号令をかけます。「今」をつけただけなのに皆さんスクッとエネルギッシュに立ちあがるのです。

 

「今」にはなんと大きなエネルギーがあふれているのでしょうか!

今に生きる人の話し方・話し声

楽しい過去や未来を考えるのは良いかもしれません。

 

ただやたら過去を思い出してくやしがったり悲しんだり・・というのはエネルギーの浪費になってしまいます。

 

それがストレスや心の重荷になってしまうことが多くあります。

 

心がふさいでいると、テキメン話し方にもあらわれてしまうのですね。

無理に明るく話そうとしても、どこかにあらわれてしまうのです。

 

「今」という言葉にエネルギーがあるように、過去や未来にとらわれず、今に生きている人の話し方はおのずとエネルギーがあり、人をひきつけるのです。

話し方や言葉の中に「今」を取り入れてみる

コマーシャルなどでよく使われるフレーズに「今すぐにお買い求め下さい」など、「今」という言葉がよく使われます。

 

これもこの「今」という言葉のエネルギーを活用したものでしょう。

 

私たちが普通に日常を送る中にもこうした言葉のエネルギーを活用すると良い結果を生む場合が多くあります。

例えば仕事の場で「コピーとってきて下さい」と頼むのと、「今コピーをとってきてください」と頼むのでは、スピードが全く違ってしまう、という統計結果もあるようです。

 

「これからがんばっていきたいと思います」というより「私は今からがんばります」という方が、ずっとインパクトが強くなります。

 

このように普段使う話し言葉、話し方をちょっと工夫してみてはいかがでしょうか

 

東京の話し方教室 堀口メソッドボイススクール

著者 堀口 真理 >>詳細はこちら