自分の話が伝わらない人が変われるボイストレーニング

自分の話が伝わらないという方を多く見てきて感じるのは、伝える力の不足です。

正しく伝える力をつけるボイストレーニングが効果的です。

大切なのは伝える力

 

 

 

みなさんの周りで、いいことを言っているのに全然伝わらない人、大したことは言ってないのによく伝わる人、両方がいたらどちらが周囲から評価を受けていますか?

 

おそらく、よく話が伝わる人の方が評価を受けていると思います。

 

伝える力はそれほど重要なのですが、多くの方が話の内容を高めることに気を取られて、ただ用意した文章を読み上げるだけというような全く伝わってこない話し方をしてしまいます。

 

なぜそうなりやすいかというと、文章の形で話す内容を高めるのは確認してよりよい文章にするのが簡単ですし、普段の生活の中で文章でのやり取りの方が多いからです。

もちろん、話の内容も良い方がいいのですが車の両輪のようにどちらが欠けても良い伝わり方になりません。

伝える力も高めていくのが大切です。

正しく伝わる話し方

話を伝える時、様々な声の力が必要です。

  1. ちゃんと聞こえる声の大きさ
  2. はっきりと聞こえる滑舌
  3. 抑揚のある話し方
  4. 伝えたい印象の通りに伝わる表現力

こういった力がついていると伝わり方が大きく変わります。

同じことを言っても説得力が違ってくるのです。

 

しかし、話しながらこれらのことを気にしながら話すことは難しいことです。

こういった力を身に付けておく日々のボイストレーニングといい状態を作る準備運動が必要です。

逆に言うと、これらの力は別に才能や個々の資質だけで決まっているものではなく練習していけば誰でも身に付けていける力です。

 

当校ではその方がお話をする時のクセを見て、その方が今身に付けると一番効果の高い力がつけられるボイストレーニングを行っています。

 

以前、当校で受講されていた方は”会議で話していても全然周りに上手く伝わらない、エビデンスをしっかり示しているのに中々理解してもらえない”ということがお悩みでした。

 

その方は大学も理系で論理的に物事を伝えるというクセがついているため、内容面は素晴らしいお話が出来ているのですが、固い伝わりにくい言い方になってしまうということで、より良い言い方は出来ないか…と内容面の工夫に意識が向かっていたのですが、それよりも抑揚や表現力の練習をすると効果的ですよ、というお話をして練習していただきました。

 

抑揚をつける時、大切なのは強調をしたい時にしっかり間を取ることです。強調したいと考えると力を入れてしまうクセがついている方が多いのですが、ちゃんと声を出しやすい力が抜けた状態を作ってからの方が、声は大きくしっかりとした音で出ます。スポーツでも力を入れ続けると逆に失敗してしまいます。溜めを作るようにきちんと休みを作れると結果的に抑揚のしっかりある話し方になっていきます。

 

これをその方のクセを見ながら、自然に抑揚が付けられるようボイストレーニングをしていきます。

意識したら抑揚がつくところから始めて、意識しなくても抑揚がつけられるよう少しづつ良いクセ付けを練習で身に付けていくのです。

 

表現力も仕組みとしては全く同じです。

表現力というと感情を出す練習と思うかもしれませんが、当校の練習は全く違います。

顔や口をこう動かして声を出すとこう聞こえてしまう、というような、体の動かし方の練習をしています。

気持ちを変えていくような練習ではありませんので、誰でもやっていけば上手くなっていける練習です。

 

動かし方とどう聞こえるかという部分の確認はプロの目線でおこなっていますので、わからないまま声を出して出来なくて挫けてしまうということはありません。

誰でも自分の思い描いた印象で声を出して伝えることが出来るのです。

 

力がついた状態で、実際の会議での発表を想定して話し方の練習していくので、実際の場面でも抑揚があり伝わる表現で発言出来たそうで、大変喜ばれていました。

プレゼン能力を身につける

当校ではプレゼンをしていただく練習もしています。

 

日々起きたことや感じたことを人前で発表できるくらいしっかりとした構成で話せるようになると、そこから崩していけば普段の出来事を説明するのは簡単にできますし、当然ながらしっかりとした場面でも自信をもって話をしていけるからです。

 

しかし、いきなりプレゼンしてくださいと言われても出来ないから当校に来られるわけですので当校ではまずテーマを決めてそのことについて話をする時にどんなことがあったか、どんな思い出があるかなど質問をして要素を見つけていく練習から行っています。

 

さらにその出てきた要素をまとめて話すときにやりやすい型も練習していきますので、話をしようと考えたとき、たくさん思いついてしまいまとまらない方、何も思い浮かばなくて話せない方、どちらの特徴の方にも合わせて適切な考え方、構築の仕方を練習して身につけていけるようにしています。

 

そうするとどなたでも日常のちょっとしたことを自分は話すことが出来るし分かりやすく伝えることが出来ると自信と能力をつけていくことが出来ます。

 

話をすることというのは、生まれついた能力や成長過程で決まってしまい変えられるものじゃないと考えている方が多いのですが、このように練習していくことで誰でも身についていき鍛えていける能力です。

若い方ほど早く成長していく部分はあるのですがどんな年齢の方でも練習することで身につけ成長していけるものです。

 

話をすること、伝えることは一生ついてまわることですし、そのことに自信を持てないというのはとてももったいないことです。

 

当校でも話をすることが苦手ということで通われた方が周りの方に認められ地域のリーダー的地位にまでなった方もいらっしゃいます。

伝える力がつくということはその方の可能性、出来ることを大きく広げていくことになります。

 

このように伝える力というのは個々人で足りないもの、力をつけるために必要な練習は違うにしても、ボイストレーニングの中で身に付き、実際の場面で活かせる力として身に付けていくことが出来ます。

 

私は日々、色々な方の話を聞いて伝える力が足りなくて勿体ないと思うことが多々あります。

 

伝え方に悩み、内容に苦心されてきた方は、伝える”声”の力がついていくと、内容面、伝え方も素晴らしい、周囲からとても評価される人に変われる方だと考えているからです。

 

ぜひ、当校の無料体験レッスンで変われる事、成長できることを感じていただけたら幸いです。

対面レッスンは小金井教室で、遠方の方、時間の都合などで来るのが難しい方にはZOOMを使ったオンラインレッスンでどなたでも受講可能です。

 

予約制ですのでお電話か問い合わせフォームからご予約ください。

 

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東京の話し方教室 堀口メソッドボイススクール

著者 堀口 明保

昭和55年生まれ。玉川大学卒業。話し方教室講師および産業カウンセラー(社団法人日本カウンセラー協会認定)。コミュニケーションこそあらゆる業種の仕事にかかわらず、生活の根幹を占めるものと認識。さらに、その中で最も重要なものが話し方にあると考える。一般社団法人「日本コミュニケーション技能協会」代表。

2007年より堀口メソッドボイススクールで講師に従事し10代から80代まで、様々な年齢の方々の悩み(声が小さい、加齢とともに枯れるなど)に対応し、改善してきた実績を持つ。