会話を楽しもう
「上手く相手と意思疎通が取れない・・・」
「よく説明が下手と言われる・・・」
「お喋りが得意になりたい」
このように話し方について一度は悩んだことがある方は多いのではないでしょうか。
人の社会で生きる以上は絶対に欠かすことができないものが人とのコミュニケーションです。
上手くできなくて相手を不快にさせてしまったり、話し方の問題で相手に上手く物事を伝えることができなかったりしたら悲しいですよね。
当教室にもそういった方々からの相談が多く寄せられています。
TOEICやTOEFLのように「ここまでできたら合格」という指標があるわけではないので
「どこまでできればいいの?どうやって練習すればいいの?本当に伝わってる?」
という不安がどこまでもついてまわります。
確かに話し方についてわかりやすい指標はありません。
どこまでできたら、というゴールもありません。
ですが話し方にはコツがあります。
話し方のコツをマスターして、相手に自分の考えを上手く伝えられるようになれば、日々のコミュニケーションを円滑に楽しいものにできそうですよね。
どこまでいっても切れない人とのコミュニケーションであれば辛いものより楽しいものにしてしまったほうが人生も楽しそうです。
話し方が上手い人とは
そこで今回は当話し方教室でも紹介している「話し方のコツ」を簡単に紹介していきます。
もしご自身の話し方で悩んでいる方がいましたら、改善するきっかけとして是非試してみてください!
全てはここに書ききれないので「もっと知りたい!」という方は東京にあります当話し方教室までご相談ください。
では話し方のコツを紹介していく・・・その前に、話し方が上手、所謂「コミュニケーション能力が高い」とはどういうことを言うのかを考えてみましょう。
話し方に合格点や指標はありませんが、これだけできれば日々のコミュニケーションも実りが多いものになりそうですね!
- 会話が切れたときに率先して話題を出すことができる
- 話を聞いていることを相手にちゃんとアピールできる
- 口数の少ない人にも自分から話しかけにいけるようになる
- 会話の中で相手の興味や関心事を掴むことができる
- 相槌上手になれる
誰でも話し上手になれる
「こんなのいっぺんにはできない・・・」
「本当にこんなことできるようになるの・・・?」
というように思われている方も多いかと思います。
確かにこれだけのことはすぐにできるようにはなれないかもしれません。
ですが話し方のコツを会得し、さらに話し方について学ぶことでこれらの技術は誰でも習得することができます。
これらは最終的な目標として一旦は置いておき、まずは話し方のコツを知り、意識することから初めてみてください。
ではいよいよ話し方のコツについて紹介していきます。
コツとしては簡単そうに見えますが上手な話し方を目指すためにはとても重要なポイントになりますので、意識して話すようにしてみてください。
何の話なのかを伝える
「相手に話が上手く伝わらない・・・」
「自分でも何を言おうとしていたのかわからなくなってしまう」
「結局何が言いたいの??と言われる・・・」
そんな方が上手くできていないのが「話の要点を先に伝える」ということです。
それだけ??と思われるかもしれませんが、実はこれは話し方においてかなり重要なポイントです。
話の要点を伝えずに話した場合
例えばあなたはいま友達と話をしているとします。
急にこんなことを言われました。
きっとあなたの頭の中は?マークでいっぱいだと思います。
「(たま・・・?ボール?ボールって急に屋根から振ってくるものだっけ・・・)」
なんてことを考えながら無難に
「ボールが急に振ってくるなんて怖いね」
と答えます。
すると友達は
「え、誰もボールの話なんかしてないんだけど・・・」
と困惑した様子で返してきました。
たった二言、三言しか言葉を交わしていないのにもう会話が成立していないことがわかります。
友達はいったい何の話をしようとしていたのでしょうか。
よくよく聞いてみると「家で飼っているペットの猫の話」をしようとしていたみたいです。
つまり友達は「(家で飼っている猫の)たまが屋根から落ちてきてビックリしちゃった」と言いたかったということになります。
確かに飼い猫が急に屋根から落ちてきたら驚きますよね。
うっかり話に花が咲いてしまいそうな話題でもありそうです。
ですが話の要点である「これは家で飼っている猫の話」ということを伝えなかったために、話が食い違ってしまってしまいました。
「相手に話が上手く伝わらない・・・」
「結局何が言いたいの??と言われる・・・」
となってしまうわけです。
話の要点を先に伝える
「うちで飼っている猫の話なんだけどさ」と先にこれから話す内容の要点を前置いてくれていたら、きっとたまが落ちてきた話にもしっかりオチがついたのではないでしょうか。
スムーズな会話、上手な話し方を目指すためには「話の要点を先に伝える」ことがとても重要です。
要点を先に話して相手に聞く準備をさせてあげることで、相手を困らせない伝わりやすい話し方ができると思います。
わかりづらい話し方について
「説明をしてもあんまりよくわかってなさそうな顔をされる・・・」
「つまりそれってどういうこと?と聞きかえされることが多い」
自分ではちゃんと話しているつもりでも、なんだか相手には上手く伝わっていないように感じる。
そんなことってないですか?
何回も聞き返されたり、同じことを何度も説明したり、相手にも申し訳ないですし
「そんなにわかりづらい話し方かなぁ・・・」
って落ち込んできちゃいますよね。
そんな時、ちょっとした工夫で伝わり方が改善することがあります。
それが話し方のコツ②「原因と結果の順番で伝える」になります。
原因と結果が逆になってしまった場合
では具体的に説明していきましょう。
例えばこの二つの回答、同じことを言っている内容ですがどちらがわかりやすいでしょうか。
質問「なぜ試験のマークシートにシャーペンを使ったの?」
回答A「試験ではシャーペンを使いました。マークシートは鉛筆で、とは知っていましたが忘れしまったので・・・」
回答B「マークシートは鉛筆で、とは知っていましたが、忘れてしまったので試験ではシャーペンを使いました」
Aの回答では原因と結果を逆に説明してしまっているので、一瞬「ん?」となってしまうかもしれません。
その一方でBの回答は原因→結果の順で説明しているので、内容がすんなり頭に入ってきそうです。
もう一つ見ていきましょう。
A「りんご拾いました。道に落ちていたので」
B「道に落ちていたのでりんごを拾いました」
Aの回答でも伝わることは伝わると思いますが、わざわざ迂遠な話し方をしなくてもBの回答のようにシンプルに話してくれた方が伝わりやすそうですよね。
「2は1+1だよ」と言われるよりも「1+1は2だよ」と言われた方が理解しやすいように、原因→結果の順で話した方が相手にはより伝わりやすいのではないでしょうか。
もちろんこの「原因→結果の法則」はある程度逸脱しても伝わることは伝わると思います。
ですが「よりわかりやすいのは?」「スパッと物事を伝えたい!」となるとやっぱり意識して「原因→結果」の順で話しをしたほうが良さそうです。
例のようにシンプルな受け答えなら逆でもいいかもしれませんが、より複雑な受け答えの中では、こういう意外にも単純なところで相手に伝わりづらくなってしまうことがあります。
原因と結果の法則を意識してみましょう
日々の会話の中で
「上手く相手に説明ができてないなぁ・・・」
「何度も同じことを説明するのはもう疲れたよ・・・」
とお悩みの方がもしいましたら、この「原因→結果の法則」を物は試しに意識して話してみてください!
話し方のコツ①②、いかがでしたでしょうか。
東京・小金井、吉祥寺にある話し方教室・堀口メソッドボイススクールでは、これら以外にもみなさんが日々のコミュニケーションをより楽しめるように多くのことをお伝えしています。
「もっと上手く話せるようになりたい!」
「会話を楽しみたい!」
「人生を楽しみたい!!」
こんな風に実は思っていた、という方がいらっしゃいましたらいつでもお気軽にご相談ください!
東京の話し方教室 堀口メソッドボイススクール
著者 堀口 真理 >>詳細はこちら