当校は、私の母の堀口真理が自分の小さな声に悩み、声を大きくする技術を身につけ人に教えていくことで出来たスクールです。
声の小ささ、通らなさは生まれつきのもので変えられないと思っている方が多くいますが、練習で通る響く声に変えられます。
当校に声が小さいことがお悩みで受講された方で、成長して声が大きくなった時、”今まではお店で何かあってもどうせ聞いてもらえないから我慢していたけど楽に言えるようになっていた。”とおっしゃってくれた生徒さまがいらっしゃいます。
声が小さいことでお悩みの方は言おうと思ったこと言わなければならなかったことを我慢してしまうクセがついてらっしゃることが本当に多いです。
そのような方が、楽に大きく声を出せるようになると、いい印象でしっかりと伝えられるのでトラブルになることもありませんし、元々が気配りの出来る素晴らしい方ばかりなので周りにいい影響を与える素晴らしい人物になれると私は信じています。
声は物理的なものなので体の大きさ、肺活量などに影響されるものです。
今回はそういった声を出す時の仕組みについてからお話していきます。
みんな大きな声で話す力を持っている
みなさんは大きな声で話す力を持っています。
例えば、赤ちゃんは体も小さく、筋肉もまだほとんどついていません。
しかし、ものすごく大きな声で泣き、大声を出し続けても疲れたり、声枯れしたりしないのです。
赤ちゃんはあんなに小さい体で、ものすごい大きな通る声で泣いています。
みなさんはそれより大きな体と力を持っていますので同じくらい大きな声を出す力は元々持ってらっしゃるのです。
では、なぜ小さい声でしか喋れなくなってしまうのでしょう。
それは悪い癖が身に付いてしまっているからです。
物理的には力を入れて声を出すクセがついていると声が響かず大きな声を出せませんし、姿勢や呼吸の仕方も大きな影響があります。
もう一つは精神面です。大きな声を出しちゃいけないんだという抑制をし続けてしまったために大きな声を出すのに強い抵抗感があったり、自分の声への違和感や自分の中で聞こえる声の大きさと外で聞こえている音量の齟齬で声を抑えてしまったりなど様々な原因があります。
この物理面、精神面の片方や両方など、その方によって主原因は変わってきます。
しかし、どのような場合でも原因と改善方法がわかれば、誰でも変わっていけるのです。
まずは変われる実感から
物理的に声が小さい方で多いのは、声を出そうとするとき頑張りすぎて力が入りすぎてしまっている方です。
音というのは振動して出ています。固い状態だと振動しにくく無理をすると喉もいためてしまいます。
楽器をイメージしていただくと分かるのですが、音はものを震わせて出ます。力が入ってしまうと固い状態になり音は出にくくなることがイメージできると思います。
この状態をなくしていくためには、声を出すとき、力を入れる必要はない。力を入れない方が声を出しやすいということをしっかり確認していくことが最初になります。
力を抜いてくださいといっても、何もない状態だとやりにくいので呼吸を意識していくとスムーズです。
当校では腹式呼吸を意識して、お腹以外の部分の力を抜いていく練習をしています。
そのため、当校では力を抜いて声を出す練習から始めています。
力を抜くというと誰でも簡単に出来そうですが実は難しいことです。
なので、当校では段階を踏んで、誰でも声が大きく出せる実感を得られるように技術を磨いてきました。
ほとんどの方が30分ほどの体験レッスンで声が大きく出せる実感を得ていただいています。
この”実感”がとても大切です。
自分だけの自己流でやっていると、どうしても自分のクセも分かりにくいですし変化も実感できません。
せっかく変われているのに途中で諦めてしまっている方がとても多いのです。
当校では変化を実感できるよう、その方のクセを見て、その方が望む声の印象に変わっていけるよう、しっかりとお話を聞いてレッスンをしています。
口下手だからうまく伝えられないということも不安に思うことはありません。
堀口メソッドボイススクールは元々、話すことが苦手で克服していった母が立ち上げた教室です。
産業カウンセラーの資格も持つ私がしっかりと話を聞き、無理なく変われる実感を得ていただいています。
無理に声を出さない
声を大きくというと、無理して力をこめて、気合を入れてというようなイメージが有るかもしれませんが、その方法で大きくすると喉を痛めますし普段出す声は大きくなりません。
自然に出す声が大きくならなければ意味がないのです。
では、自然に出す声を大きくするにはどのようにしたらいいでしょう。
息の量が増えて音が響きやすい柔らかい喉の状態に出来ると声が大きくなります。
このためにまず、腹式呼吸と腹式呼吸を活かした声を出せるようにする練習をしていきます。
息の量を増やそうとすると肩に力を入れてフー!と息を吐きそうになるのですが、これですと体に力が入った怒鳴るような形の大声になってしまいます。
この形ですと長続きも維持も出来ないので、腹式呼吸の深い呼吸の状態の作り方、そしてその状態で息をそのまま音に変えられるということを確認していくと楽で自然に大きな声を出していく力がついていきます。
当校のレッスンでよく言うのが、大きい声を出そうとは考えずに声を出してみましょう!です。
息を使って声を出しただけなのに結構大きな音で出ているな、と多くの方に感じていただいています。
このような力がついていくと無理せず楽に自然な形で声が大きく、さらに響くいい印象で伝えられる声になります。そうすると声を出すことが楽になりますし、相手にとっていい印象で伝わるということは自分にとっても心地よく聞ける音で出せているということですので肯定感、自信にも繋がっていきます。
声の違和感をなくしていく
気持ち、精神の部分でハードルになり、大きな声を出せないという方の場合、原因、解決方法は様々です。
しかし、共通するのは、自分の声、話し方に自信が持てるようにすることです。
物理的要因のみの場合より時間がかかることが多いですが、練習としては自分の話や声が嫌な印象なく出せている、伝わっていると実感を持っていただくことを重視してレッスンを行っています。
逆に言うと、自分の話はうまく伝わらないんだ、とか嫌な声で話していると思ってしまうと、それだけで声はどんどん小さくなっていってしまいます。
その方のお話を聞いて、意図通り伝わる話をするにはこういうクセがあるから、こう言えばいい形で伝わるというように、望む形をしっかりと聞いて必要なレッスンを行っていくことがなによりも肝心です。
これは何千人という方を見て、レッスンを行ってきたノウハウで、あなたにとって適切な練習、改善方法をお伝えできる自負があります。
体験レッスンの幅の中では解決までは難しいですが変わっていけるという実感は得られてらっしゃいます。
声が小さい、自分の声は届かないんだという気持ちがあると、その人が本来持っている様々な可能性を狭めてしまうと私は考えています。
体験レッスンでもお一人お一人の話を聞いておこなうということをしているため、予約制で行っています。
電話や問い合わせフォームでご連絡いただけたら予約できますので、ぜひお気軽にご活用ください。
東京の話し方教室 堀口メソッドボイススクール 著者 堀口 明保 昭和55年生まれ。玉川大学卒業。話し方教室講師および産業カウンセラー(社団法人日本カウンセラー協会認定)。コミュニケーションこそあらゆる業種の仕事にかかわらず、生活の根幹を占めるものと認識。さらに、その中で最も重要なものが話し方にあると考える。一般社団法人「日本コミュニケーション技能協会」代表。 2007年より堀口メソッドボイススクールで講師に従事し10代から80代まで、様々な年齢の方々の悩み(声が小さい、加齢とともに枯れるなど)に対応し、改善してきた実績を持つ。 |