電話対応が苦手な方・感じの良い話し方に変えるには

今回は悩んでる方の多い、電話時の話し方のために当校でどんなレッスンをしているかお話していきます。

 

以前、電話をしようとすると声が震えてしまってどうしてもダメでということで受講された方に、力の抜き方とその状態で話すボイストレーニングと、たくさんのことを一気に話さなければという思い込みを外す練習をしました。

 

電話をすることへの恐怖感が大きく減り、”電話がかかってきてもビクっとせず受けられるし、まだかける時は気持ちの準備はいるけれど何も要件を伝えられず終わることはなくなりました!”と嬉しいご報告をいただきました。

 

このように電話への苦手意識というのは、練習で変えていけるものです。

出来ない事、変えられない事と思い込んで自分の可能性を狭めてしまうことはとてももったいないことです。

まず”声”から意識する

友達同士以外のビジネスやしっかりとした社会的な場面で電話をかける、電話を取る、どちらも苦手とする方がとても多いです。

実際私も以前はとても苦手としていました。

 

電話をかける時は、これとこれを言わなきゃというように力が入り、受ける時は誰からだろう、何を言われるんだろうと緊張状態になって失敗していました。

 

これを変えようとした時、緊張しないようにしようというような結果から変えようとするのは難しいです。

それよりも電話対応時に緊張してしまう原因から変えていくのが近道です。

電話をしている時のクセを確認する

電話対応をしている時の行動を見せてください、とお願いしてやっていただくと様々なクセが見えてきます。

 

電話をしようとすると背を丸めてしまう方、早く電話を終わらせようと早口になってしまう方、声が不自然に高くなってしまう方など様々です。

 

こういった電話対応の時のクセが苦手意識の原因になっていることがとても多いです。

 

当校では電話が苦手という方には、このクセの改善からレッスンしています。

 

姿勢を丸めてしまう方には、姿勢を悪くすると途端に声を出しにくくなる確認を

 

早口になってしまう方にはそんなに早く話さなくても、自分の話は遅く感じないという確認を

 

声が高くなってしまう方には、楽に出せる高さの確認とこのぐらいの高さで話すと自分はいい印象で声を出せているという確認を

 

というようにその方のクセが改善していけるようなレッスンをしていくと、電話をしている時の苦手意識が大きく改善していきます。

感じの良い話し方に変える

良い状態で話せるようになると、結果的に相手に与える印象も良いものに変わります。

 

これも苦手意識を変えていくためのポイントで、感じが良い声で話せると相手だけでなく自分の気持ちも良い方向に変わるからです。

良い声を出せる状態を作れてから実際の電話の場面を想定して練習していくことで効果が高まります。

電話の練習はやりやすい

電話の練習は実はやりやすく、改善速度も最初の状態と目標にもよりますが早いことが多いです。

というのも、電話はかける時は言う内容をある程度決めてからかけますし、電話を受ける時は最初の言葉が大体決まっているからです。

 

かける練習をする際には、最初に自己(立場)紹介をして要件を言う、受ける時には自己(立場)紹介してから要件を聞くというように決まった流れがあります。

 

これを声が出る、話しやすい状態で言う練習をしていくと、実際に電話をする場面で勝手にその良い声が出せる状態で話す、いいクセがついていきます。

 

内容面の話の構成方法なども練習していきますが、まずはこの”最初の一言”を練習するのが肝心です。

 

電話をかけるのが苦手な方は、要件を伝える際の話のまとめ方を練習しています。

 

たくさんの要素を一字一句間違えずに伝えなければと考えると失敗しやすく、リカバリも効きにくくなり、焦りやすくなってしまうので、話を簡潔にまとめる練習とブロックに分けて考えて伝える練習をしています。

 

この方法は話すことを全部暗記するよりも楽ですし、自分の考える容量やペースも確認できるので、誰でも練習で上手くなり、かつ成長もしやすいものです。

その方その方の話をする際の構成のクセや、考えるクセを見ながら適切なレッスンを行っていけばみなさん大きく改善なさっています。

 

電話を受けるのが苦手な方は、質問を受けて答える練習をしています。

 

電話を受けて答える際で多い失敗要因は早く答えようとしすぎてしまうことです。

質問を受けて、確認してから考える間をもって答えるという練習をして、その受ける時間を確認していただくとほとんどの方が自分で思うよりも早く答えています。

 

これを確認し力を抜いて答えられたら、自分も相手も焦らずに会話できることを確認していただいています。

 

このように実際の電話の場面を想定して、その方の特徴に合わせた練習をしていくことで電話をかけても受けても大丈夫という自信を得ていただいています。

 

当校は無料体験レッスンで、どのように変わっていけるかを感じられるようにしています。

東京・小金井の教室での対面レッスン、ZOOMを使ったオンラインレッスンでも行っていますので、どなたでもお気軽にご予約可能です。

ぜひ、電話や問い合わせフォームからお問い合わせください。

 

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東京の話し方教室 堀口メソッドボイススクール

著者 堀口 明保

 

昭和55年生まれ。玉川大学卒業。話し方教室講師および産業カウンセラー(社団法人日本カウンセラー協会認定)。コミュニケーションこそあらゆる業種の仕事にかかわらず、生活の根幹を占めるものと認識。さらに、その中で最も重要なものが話し方にあると考える。一般社団法人「日本コミュニケーション技能協会」代表。

2007年より堀口メソッドボイススクールで講師に従事し10代から80代まで、様々な年齢の方々の悩み(声が小さい、加齢とともに枯れるなど)に対応し、改善してきた実績を持つ。